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岐阜県加茂郡白川町 白川の地名由来 データセット

加茂郡白川町黒川に在住の安江良樹さんによる調査。 文献を用いて、白川町に現存していた小字を調査しています。
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C21506_u_Origin:1 1 松原 まつばら 河岐 1 松は自然林として多く見受けられたが、とくに典型的な松原が広がっていところ。飛騨川に沿った、大水が出ると冠水した、通称「島」の先端部。
C21506_u_Origin:2 2 嶋平 しまひら 河岐 2 「島」シマは、州「ス」と州の間の州間「スマ」の埋まった所が、スマからシマになった。また、離れた狭い集落や耕地をシマと呼ぶことがある。『ぎふ県なーるほど地名考』=18(中日新聞)参照。ここは、飛騨川の流れによりできた州であった。
C21506_u_Origin:3 3 東山 ひがしやま 河岐 3 集落のある「島」から見て東に位置する山地。
C21506_u_Origin:4 4 菖蒲杤 しょうぶとち 河岐 4 「菖蒲」は、「尚武―しょうぶ」につながるところから、武家の間や、民間一般にいろいろと引用されてきた。しかしここでは、菖蒲・杤といった植物名が重なっていて、植生から付いた地名とも考えられる。杤は、食物(実)に広く利用された。
C21506_u_Origin:5 5 河平 かわひら 河岐 5 「平-ひら」は平坦地だけではなく、傾斜地にも使われていることが多い[崩壊地名の辞典]。ここも、飛騨川から山頂に向いて急傾斜になった地形である。
C21506_u_Origin:6 6 永引 えいびき 河岐 6 周囲の高い山に遮られて陽が当たらない状況から、「影引」・「翳引-えいひき」とも考えられる。「永引」は当て字であろう。
C21506_u_Origin:7 7 中平 なかひら 河岐 7 本郷という集落がある場所。傾斜地である。なお本郷についいては、11世紀以降起こった群郷制の結果生じた地名で、律令などに規定された郷名と異なった新たな行政区分。切井本郷・赤河本郷・三川本郷とともに集落名としても存在する。
C21506_u_Origin:8 8 中山 なかやま 河岐 8 河岐「カワマタ」のほぼ中央に位置する山地の多い土地。
C21506_u_Origin:9 9 大洞 おおぼら 河岐 9 比較的大きい洞になっている。
C21506_u_Origin:10 10 両洞 りょうぼら 河岐 10 「大洞」と「貝洞」の間に位置している。
C21506_u_Origin:11 11 貝洞 かいぼら 河岐 11 「峡=かい」山と山との間の狭いところをこう呼ぶ。「田代-タシロ」へ登る道路沿いで、両側に山が迫る。
C21506_u_Origin:12 12 両神 もろがみ 河岐 12 飛騨川の支流を挟んで左岸に大宮神社、右岸に川股神社があるせいかと考えられるが、大宮神社は「桜地」川股神社は「中山」という字のなかにある。「室(ムロ)神」の転訛か。
C21506_u_Origin:13 13 宮ノ向 みやのむかい 河岐 13 川の向こう側に大宮神社がある。白川の左岸。
C21506_u_Origin:14 14 大西 おおにし 河岐 14 黒川と白川の合流点の西側(左岸)に位置している。
C21506_u_Origin:15 15 朴平 ほおのきだいら 河岐 15 朴の木は、材が加工しやすく重宝され、地名に残った。
C21506_u_Origin:16 16 神土洞 かんどぼら 河岐 16 「寒土-かんど」(1)寒い土地。寒地。(2)さびしい土地、僻地のことを言うとある[広辞苑]。なお、カンベボラと呼ぶ場合は、神社に与えられた封戸に由来する地名とある[荘園地名の事典]。
C21506_u_Origin:17 17 大谷 おおたに 河岐 17 大きな谷そのものずばりの地名。
C21506_u_Origin:18 18 梅ケ洞 うめがほら 河岐 18 三川の方から押し出され埋まったような地形。「埋ケ洞」の意と思われる。
C21506_u_Origin:19 19 島兼 しまがね 河岐 19 黒川が湾曲し堆積した土地。「根-ね」(地・土地の意を表す「な」の転訛)。「島」については、No.2参照。
C21506_u_Origin:20 20 前山 まえやま 河岐 20 河岐の中心集落からみて前(南側)に位置している。
C21506_u_Origin:21 21 栃山 とちやま 河岐 21 「栃」の本字は「橡」であるが、他に杼・朽・杤・栩などの字をあてるが朽・栩はくぬぎのこと。「栃」は十千(とち)の木の意であろうという。樹種が多いということか。[字統]「朽」は「杤」で、(十)×(千)は「万」であるから、木偏に万の字を加えて作字したもの[動・植物の地名事典]。
C21506_u_Origin:22 22 岩ス杤 いわすどち 河岐 22 岩スは岩巣で、岩がごろごろしている状態。そのような雑木山。
C21506_u_Origin:23 23 下山 しもやま 河岐 23 河岐の、飛騨川に沿った最下流(しも)地域。ほとんど山地。
C21506_u_Origin:24 24 永目 みずめ 河岐 24 谷が幾筋もあることから、「水の目」という意か。また「みずめ」(カバノキ科の落葉高木。特有の臭気がある。材は器具用で古来、梓弓(あずさゆみ)と称するのはこの木で作った。)が、多く自生していたからか。
C21506_u_Origin:25 25 柿ケ原 かきがはら 河岐 25 「カキ」は、欠け・崖などの意があり、岸が流水によって欠ける地名に「柿原」などがある[崩壊地名の事典]。
C21506_u_Origin:26 26 山菅 やますげ 河岐 26 ヤマスゲは、山に生えている菅のこと。また、ヤブランの古名で、ヤマスガとも言う。ここにも自生していたのか。
C21506_u_Origin:27 27 桃ケ洞 ももがほら 河岐 27 「桃」は「百-もも」では。「百木-ももき」は多くの木のこと。
C21506_u_Origin:28 28 築出 つきで 河岐 28 「ツキデ」または「ツキダシ」いずれにしても「突出」で、地形的に突き出ていることから。なお、ツキは、タキ(滝)の転訛語で、ツキ瀬(たぎつ瀬)などの地名もある[大和の地名事典]。
C21506_u_Origin:29 29 大野 おおの 河岐 29 「大野」については、[ぎふ県なーるほど地名考]に詳しいが、広く大きい野ということではない。「大野」は、山腹の傾斜地もそう呼んだとあり、ここの場合も当てはまるようだ。
C21506_u_Origin:30 30 堀田 ほりた 河岐 30 「墾田」を「ホリタ」と読む。開墾地。新開(しんかい)のこと[広辞苑]。
C21506_u_Origin:31 31 小井戸 こいど 河岐 31 用水を確保するために井戸を掘った場所か。また、「古井戸」の可能性もある。なお「コイ」は「越-コエ」の転訛で、各地の「コイ」地名にある[日本地名事典・新人物往来社]とあり、「越渡-コエド」の転訛も考えられる。
C21506_u_Origin:32 32 大相模 おおさがみ 河岐 32 「大剣見-おおさがみ」=剣(さが)は、けわしい意味があり大変険しい所を言ったもの。「相模」は、旧国名(現神奈川県)であり、語呂が同じのためこの文字を当てたと思われる。国名の相模も同義。
C21506_u_Origin:33 33 小山 こやま 河岐 33 小さな山になっていて、頂上に寺院がある。「御山-オヤマ」と敬って呼んでいたのが「コヤマ」になったのかもしれない。
C21506_u_Origin:34 34 西ケ小井戸 にしがこいど 河岐 34 このあたりは、近くに「城」があったところで、通称「堀」と呼んでいるが、湧水か堀井戸があったのか。または「西ケ越渡」か。
C21506_u_Origin:35 35 本田 ほんだ 河岐 35 江戸時代、幕府・諸藩が租税を徴収する田地として検地帳に記載してある耕地。古田のこと[広辞苑]。
C21506_u_Origin:36 36 大切 おおぎり 河岐 36 大きく切り分けることの意。
C21506_u_Origin:37 37 桜地 さくらぢ 河岐 37 桜花の多く咲いている所を「桜田」というが、同じような意味があるのか。なおサクラは、語源的には、咲麗(サキウラ)の約と言う。『和名抄』には「作良」とみえ、桜間・桜井・桜田・桜木・桜竹・桜峠・桜河などがある。植物地名の他に、崩壊地名とも考えられる[動・植物の地名事典]とある。
C21506_u_Origin:38 38 神田洞 かんだぼら 河岐 38 「神戸-かんべ」と同義の、神社に与えられた田地に由来すると考えられる地名[荘園地名の事典]。※字絵図には欠落し位置が不明。
C21506_u_Origin:39 39 千本杉 せんぼんすぎ 河岐 39 文字通りの杉林のある土地。※絵図には欠落。
C21506_u_Origin:40 40 鵜ケ牧 うがまき 河岐 40 「鵜」は、「烏・鴉-からす」のことも考えられるが、実際には「鵜-う」が飛来していたことも否定できない。「牧」は「ヒラ」と呼ぶ例が飛騨川沿いに多くあり、緩傾斜地の意。※絵図には欠落。
C21506_u_Origin:41 41 柳島 やなじま 和泉 1 簗[ヤナ]漁が行われていたところ。「島」は、こうした川べりのところに多くある地名。河岐No.2嶋平参照
C21506_u_Origin:42 42 新田 しんでん 和泉 2 新しい開墾(開田)がなされた地域。
C21506_u_Origin:43 43 中山 なかやま 和泉 3 白川が大きく曲がって流れている傍の山地。
C21506_u_Origin:44 44 泉街道 いずみかいど 和泉 4 「街道」は、「垣内-かいと」の当て字で、居所の垣の内。宅地・田地にすることを予定して囲った一区画の土地。ほかに海戸・海道・皆渡などと誤った漢字を当てているところが多い。街道と書いてあると、主要な道が在ったように思えるがそうでは無い。
C21506_u_Origin:45 45 西街道 にしのかいど 和泉 5 No.4泉街道参照。
C21506_u_Origin:46 46 吹洞 ふきぼら 和泉 6 風が起こる。風がわたることなどを「吹く」というが、そのような地形か。「鞴-ふいご」で金属を精錬することも吹くという。
C21506_u_Origin:47 47 とうげ 和泉 7 「トウゲ」とは、「タムケ(手向け)」の転。通行者が道祖神に手向けをすることから言う。「峠」という字は、國字すなわち日本で作られた漢字で、和字とも言う。峠には、道中安全を祈願して道祖神などが祀られていたところから、この名が発生したものと思われる。ここには小さな峠がある。
C21506_u_Origin:48 48 大切山 おおぎりやま 和泉 8 大きく切り分けた状態(自然地形)を指していると思われる。
C21506_u_Origin:49 49 白草 しらくさ 和泉 9 「サルナシ(猿梨)」マタタビ科の慢性落葉低木」で、実は食用にする。シラクチヅルともいう[広辞苑]。また「シラクチ(植物サルシナの異名)」[日本地名辞典・人物往来社]とある。「シラクチ」を、この地方では「シラクサ」と呼んだものと考えられる。
C21506_u_Origin:50 50 壁石 かべいし 和泉 10 壁のように聳え立つ石があるところからこう呼んだ。
C21506_u_Origin:51 51 下街道 しもがいど 和泉 11 No.4泉街道参照。
C21506_u_Origin:52 52 中街道 なかがいど 和泉 12 No.4泉街道参照。
C21506_u_Origin:53 53 中島 なかじま 和泉 13 池や川などの中にある島をこう呼ぶ。西街道と中街道の間にあり、川に接している。
C21506_u_Origin:54 54 響石 ひびきいし 和泉 14 岩石の露頭などの付近で地形が反響を起こし易く、言葉や音をよく反射するもの。「鸚鵡石-おうむいし」ともいうとあるがどうか。
C21506_u_Origin:55 55 山田 やまだ 和泉 15 山地に田がある状態から。本田などとの対比からこう呼ぶ。
C21506_u_Origin:56 56 前山 まえやま 和泉 16 だいたい集落の前方(南側)にある山をこう呼ぶ。
C21506_u_Origin:57 57 篠山 ささやま 和泉 17 笹・篠・小竹などが自生する山地。
C21506_u_Origin:58 58 外山 そとやま 和泉 18 端の山。人里に近い山をこう呼ぶが、集落の外側の山の意。なお「外山」は「トヤマ」とも黄泉黒川にある。大龍山洞雲寺(開基康生元年(1455))があったが、昭和33年(1958)に現在地(出村・字下街道)に移転した。
C21506_u_Origin:59 59 上切 かみぎり 和泉 19 集落の、山篠(上)に接する所。
C21506_u_Origin:60 60 西落 にしおち 和泉 20 西の方に向かって落ち込んで(傾斜)いる地形。
C21506_u_Origin:61 61 中尾 なかお 和泉 21 「尾」は山裾の延びたところ。
C21506_u_Origin:62 62 下田 しもだ 和泉 22 下(下流)の方に田があるから。
C21506_u_Origin:63 63 仁洞 にぼら 和泉 23 「仁」は、本来は「丹-に」で、地・土の意を表す「な」の転訛。赤色の土、赤土。赤土の出る或いは赤土の多い洞のこと。
C21506_u_Origin:64 64 みなみ 水戸野 1 集落の南西に位置する区域。
C21506_u_Origin:65 65 北吹 きたぶき 水戸野 2 北風がよく当たる土地。
C21506_u_Origin:66 66 宮脇 みやわき 水戸野 3 ここに白山神社が産土神として祀られている。寛永13年(1636)債権の棟札がある。
C21506_u_Origin:67 67 つつみ 水戸野 4 農業用水を確保するための溜め池(ツツミ)があった。
C21506_u_Origin:68 68 門之上 かどのうえ 水戸野 5 住居を中心とする一区画の屋敷地のことを古く「カド」と呼んだ。[小集落の地名辞典]現在でも玄関を門口「カドグチ」、前庭を「カド」と呼ぶ習慣がある。
C21506_u_Origin:69 69 紺屋 こんや 水戸野 6 「コウヤ」ともいい染物屋のこと。元来は藍染(あいぞめ)業者を言ったが、のち染物を業とするものの総称になった。
C21506_u_Origin:70 70 栃棚 とちだな 水戸野 7 「栃」は、くぬぎ類の総称。河岐のNo.21を参照。「棚」は、棚状の地形をいう。「杤」の字(じ)を、明治12年ころまで(とち)に当てていたが「栃」になった。(栃木県)[本校共通編参照]
C21506_u_Origin:71 71 二本木 にほんぎ 水戸野 8 多分、松の木の象徴的な大木が2本あったからでは。
C21506_u_Origin:72 72 岩野 いわの 水戸野 9 この付近は大きい岩の多いところ。「野」は山の傾斜地。「野」については、中日新聞「岐阜県な〜るほど地名考」に詳しく解説されている。[本校共通編参照]
C21506_u_Origin:73 73 瀧瀬 たきぜ 水戸野 10 白川の流れに沿っている、ここでは巨石が点在し段々になって、瀧状に流れていたりする瀬である。
C21506_u_Origin:74 74 庵畑 あんばた 水戸野 11 山の稜線の窪んだところを「鞍部-あんぶ」と呼ぶ。「鞍」とは本来(座-くらの意から)人や荷物を載せるために牛馬の背に置く具のことで、形が似ていることからそう呼んだ。この土地は鞍部のような地形では。
C21506_u_Origin:75 75 下田 しもだ 水戸野 12 整備前は湿田が多かった。上田に対する下田か。
C21506_u_Origin:76 76 水口 みなぐち 水戸野 13 湧水の湧き出る土地。瀬之上にの西裏に清水井がある。
C21506_u_Origin:77 77 瀬之上 せのうえ 水戸野 14 滝瀬上流の瀬のある北側の扇状地。
C21506_u_Origin:78 78 下畑 しもばた 水戸野 15 上畑に対する下畑か。または比較的悪い畑の意か。
C21506_u_Origin:79 79 中嶋 なかしま 水戸野 16 「河岐」No.2参照。
C21506_u_Origin:80 80 上畑 かんばた 水戸野 17 上(かみ)の畑の意。良い土地の意か。
C21506_u_Origin:81 81 高畑 たかばた 水戸野 18 高所にある畑。
C21506_u_Origin:82 82 大戸 だいど 水戸野 19 水戸野集落の東端に位置する。意味不明。
C21506_u_Origin:83 83 洞畑 ほらばた 水戸野 20 西ヶ洞に開かれた畑。
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